主人公は横須賀で生まれ育った青年、芭月涼(はづきりょう)。幼い頃から芭月流柔術の達人である父・巌(いわお)に武術を習い、ややぶっきらぼうながら正義感あふれる青年に育てられた。 ある日涼が家に帰ると、見知らぬ男が父に“鏡”の在処を聞きだそうとしている場面に遭遇する。男の要求を拒んだ巌は、相当な武術の達人にもかかわらず殺されてしまう運命に……。 突然の父の死、鏡の謎、男は一体誰だったのか。 すべての謎を解き明かすため、涼は旅立つ。